人の輪に「参加」し、必要とされる「役割」が持てるように。
2009年4月「寝たきり老人のいない町づくり」を事業理念に、介護予防・通所介護施設としてオープンした元気広場ですが、時代の流れとともに、創業の目的が変化しつつあります。 当初は“元気になる”ための広場として、高齢者の方たちが自ら体力をつけ、楽しく生活でき、精神面でもタフに暮らすことができ、寝たきりにならないことを目指していました。 数年を経た現在も“元気になる”ことに変わりはありませんが、その意味合いが広がっています。 それは、高齢者の方たちが家族や地域などの人の輪に“参加”し、必要とされる“役割”を持てるようになること。洗濯物をたたんだり、料理をしたり、片付けをしたり、支えられるだけでなく、自分も誰かを支えているという実感が、ご本人はもちろん、ご家族や私たちスタッフにとっても、大きな喜びにつながります。 また、私たちの仕事は、福祉業だけでなく、接客業であり、サービス業です。元気広場を訪れる方たちは、利用者ではなく、お客さまです。そして、私たちが想うサービスは、至れり尽くせりの介護ではなく、必要なときに手助けできるように、見守るという介護。お客さまと一緒になって、おしゃべりしたり、運動したり、食事したり、笑ったりすることを大切にしています。 これからは「元気広場=地域の拠り所」として、新たな役割を担っていきたい。よりいっそう地域との絆を大切にして、そこに暮らす高齢者の方たちやそのご家族、地域住人の皆さまも巻き込んで、みんなで支え合う町づくりをしていきたいと考えています。 | 代表取締役社長 竹内豪一 |